☟こんな方におすすめ☟
・投資デビューをしてみたい
・低リスク・低リターンが安心
・長期的に自分のペースでコツコツ運用したい
☟この記事でわかること☟
・投資の基礎知識
・つみたてNISAの説明と始め方
・おすすめの銘柄
・シミュレーション
・よくある質問
投資とは
投資とは、お金などの資産に働いてもらうことです。
将来成長するかもしれない不動産や、国や会社の株や債券を買って、利益が出たら配当としてお金をもらえる仕組みです。
労働収入と違い、寝ていても遊んでいてもお金が働いてくれるところが、投資のいいところです。
*投資の種類と利益の出し方
・不動産投資・・・不動産売買や家賃収入
・証券投資・・・・売買益や株主配当
その他に金投資などもあります。
ちなみに不動産会社や証券会社を介さない高利回りを宣伝している投資や元本保証とうたっている投資は詐欺だと思ってください。
“低リスク高リターンの商品は存在しません”
話を戻しますが、今回ご紹介する、つみたてNISAは証券投資です。
証券投資について詳しく見ていきましょう☟
証券投資とは
株式、債券などの証券類に投資することです。
投資初心者におすすめするのは、株式投資信託です。

国債は安定しているけど低リターン、社債は初心者にはおすすめできません。
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株式投資信託の仕組み
証券会社と投資する人(あなた)に分けて解説します。
証券会社
証券会社は様々な株式を組み合わせて株式投資信託を発売します。

投資する人
証券会社から株式投資信託を購入します。

運用成果はいつでもネットで確認できます。売るか買い増すかの判断材料にしてください。

*成果について
1万円が1.1万円になる=投資した商品の価値が高くなっている
1万円が0.9万円になる=投資した商品の価値が低くなっている
売却したら
得をした場合
儲けの金額や口座の種類によって、確定申告をするかどうかが変わります。口座の選択は買い付け時に選択できます。

特定口座の源泉徴収口座:確定申告が不要
特定口座の源泉徴収口座で買い付けをすれば、儲け(売買益や運用益)が出て引き出した時に収入とみなされ、20.315%の税金が引かれて銀行に入金されます。
*例
1000円の利益×20.315%=203円
1000円-203円=797円が入金される
利益が出ても引き出さなかったら、税金はかかりません。
手元に入ってはじめて収入とみなされます。
所得全体(給与、投資で得た利益などすべての収入)が38万円以下の場合、確定申告すると源泉徴収された税金(所得税や市民税)の還付が受けられます。
源泉徴収はみなしで計算されているため、確定申告をすると正しい税額が計算され、払いすぎている税金が返ってくるためです。(還付といいます)
38万円を超えると、配偶者控除や扶養控除の対象であった方が、対象から外れたり、国民健康保険料などの負担が増えたりするケースがあるので、注意してください。
配偶者控除の対象から外れると、夫の税金が増えて、家計全体でみたときに損になることがあります。
簡易申告口座・一般口座:確定申告が必要
事前に管轄の税務署に電話して必要書類を確認しようね。
NISA口座:確定申告が不要(非課税)
NISA口座で得た儲けは全額非課税なので確定申告不要です。
損をした場合
特定口座の源泉徴収口座・簡易申告口座・一般口座:繰越控除できる
損しているのに売って、年間トータルでマイナスになってしまった場合は、3年間に渡って損を繰り越せます。
損を繰り越すと翌年の税金が安くなります。
このことを繰越控除といい、確定申告時に手続きができます。
NISA口座:繰越控除できない
儲けが出でも非課税というお得な制度ゆえに損失時は救済処置がありません。
つみたてNISAで多く売られているインデックスファンドは、長期投資を目的にしているため、短期売買には向きません。
引き出すことを極力やめれば、損をする確率は少なくなります。
株式投資信託のメリット・デメリット
株は1000株から買えますが、人気の企業だと多額の資金が必要です。
株式投資信託なら小額(100円)から始められます☺
*メリット
・小額から買える=資金が少なくてOK
・プロが運用している=ほったらかしでOK
・様々な株を組み合わせている=分散投資でき、リスクが低くなる
デメリットに対応する手段はあります。
特別なテクニックは必要ありません。次項のつみたてNISAで説明します。
*デメリット
・株を発行しているところが営業不振などにより、元本を払えない可能性
・値下がりする可能性
・外国株の場合、為替変動リスクの可能性
つみたてNISAとは
つみたてNISAとは、長期・積立・分散できる証券投資のことです。

一般証券口座で取引すると、利益をもらった時点で収入とみなされ、20.315%の税金が発生します。
NISA口座を開設して、つみたてNISAで運用すれば利益は全額、非課税になります。
投資初心者につみたてNISAを推す6つの理由
①小額から始められる
つみたてNISAに限らず投資信託は、100円から始められます。
楽天証券のクレジット払いにすればポイントゲット♪
さらにポイント投資も可能です♪
②ローリスクで長期保有に向いている商品のみ買える
ハイリスクハイリターンの投資商品は売られていません。
初心者にも運用しやすい商品ばかりですので安心して買えます。
③買ったあとはほったらかしでOK
『毎日』あるいは『毎月』のつみたて設定をしたあとは、ほったらかしでOK。
毎月3.3万円投資すると、40万円の限度内でつみたて投資することができます。
ちなみに毎日と毎月で運用結果の差はさほどありません。
④長期間投資ができるので資産形成にピッタリ
つみたて投資の極意は、”毎月決まった金額を長期間投資する”です。
短期売買しなくていいので、コツコツ定期積立預金の感覚で投資できます。
⑤解約・払い出し手続きがいつでもできる
急な出費でも安心♪
海外が運用先になっている場合は、8営業日後になる場合もあります。
⑥分配金や売買益が非課税、全部もらえる
特別口座や一般口座との圧倒的な違いは、”運用益が非課税なこと”
節税を気にせずに投資に集中できます。
つみたてNISA、NISA、iDeCoの違いと選ぶポイント

*選ぶポイント
一般NISA
株式に挑戦したい人、短期で結果を出したい人
つみたてNISA
投資デビューしたい人、放置して結果を出したい人
iDeCo
厚生年金や国民年金だけでは不安な人、財産を守りたい人
離婚の時は、財産分与の対象外になります。
解約条件は、死亡・障害時だと覚えておくと簡単です。
参考記事→【企業DC・iDeCo】小規模企業共済等掛金控除をわかりやすく解説
2019年11月速報★
つみたてNISAの積み立て期間が延長になり、いつから始めても非課税で20年間積み立てられるようになりました。
(表では積み立て可能期間は2037年までとなっています)
積み立て開始年は37年が最後です。
つみたてNISAで気をつけること
つみたてNISAを始める前に気を付けることをまとめました。
・元本保証ではない・損失が出る可能性がある
金融の世界に”100%保証”はありません。
預金は実は元本保証1000万円までです。
・一人一口座(一般NISAとつみたてNISAの併用もできない)
NISA口座はひとり一個です。
・余った非課税枠の繰越はできない
年間40万の非課税投資枠のうち、30万だけ投資するとします。
10万円は翌年に繰り越せません。
投資リスクを回避するたった3つの方法
冒頭で、投資のコツは”卵はひとつのカゴに盛るな”と説明しました。
転んだら全部割れてしまうから、いくつかのカゴに分けて盛ってねということです。
カゴの分け方は2種類あり、加えて長期で結果をみるメンタルが成功のカギです。
(メンタルと言っても売らずに放置するだけですがw)
3つだけ実践すればリスクが分散でき、損失を小さくできます。
①時間を分ける
”定額購入法(ドル・コスト平均法)” という方法を紹介します。
投資商品を買うときは、”安く買って、高く売る”がセオリーです。
しかし初心者にはいつが買い時かわかりません。
ドルコスト平均法は高いときも安いときも毎回一定額を買い続けます。
すると結果的に、平均購入価格を安くすることができます。
つみたてNISAは積立投資しかできない仕組みになっているので、この条件を満たしています。
②銘柄を分ける
投資において、一つの銘柄だけに投資することは博打に近いです。
銘柄の種類を分ければ分けるほど、リターンは小さくなりますが、同時にリスクも小さくなります。
株の場合は異なる値動きをする業種を組み合わせるなど、複数の銘柄に投資することによって、リスクを小さくします。
投資信託の場合は元から組み合わさっているので、考える必要がありません。
運用成果が高くなるように、手数料の安い商品を比較して購入するだけでOKです。
つみたてNISAの始め方
つみたてNISAの具体的な方法を紹介していきます。
口座開設の方法
証券口座開設時にNISA口座も同時に申し込みます。
すでに証券口座をお持ちの方は、NISA口座を追加で申し込んでください。

証券会社は、ネット証券会社がおすすめです。
楽天証券は控えめに言って、最高です。
投資額の1%がポイントとして還元されます。
年間40万円投資すると、4000円分のポイントがもらえる計算になります。
20年投資すると、なんと8万円!
さらにポイント投資ができるので、楽天サービスで得たポイントを投資に回すことができます。
投資信託の選び方とおすすめの銘柄
・ランキング上位のもの
運用実績やコスパなど、総合的に評価が良い証拠です。
・ファンド名に”インデックス”とついているもの
市場の動きに連動して投資できます。
インデックスとは、『日経平均株価』や『NYダウ』などの株式指標(インデックス)と同じような値動きをするように作られた投資信託のことです。
例えば『楽天・全米株式インデックスファンド』は、”全米の株式資料に連動して作られた投資信託”ということです。
・ファンド名に”S&P500”とついているもの
アメリカ合衆国の証券取引所に上場している代表的な500銘柄で構成される株価指数のことです。
GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)の株が入っているので運用成果が大きく見込めます。
・運用手数料が安いもの
手数料とは、”管理費用”のことです。
運用益を上げるには、できるだけ安い手数料で購入しましょう。

これは、楽天証券の2019/11/18~2019/11/22の、NISA口座買付ランキングです。
結論は、この中でどれを買っても問題ありません。w
迷ったら、1位の”楽天・全米株式インデックス・ファンド”にしましょう。
先進国とは、アメリカやヨーロッパなどを中心とした先進国の株式をまとめた総称です。
経済や政治情勢が安定している国のことを指します。
世界全体の株式市場のうち、全体の90%が先進国です。
新興国とは、これからの成長が期待できる国のことで、中国やインドなどのことです。
シミュレーション
毎月33000円を20年貯金すると792万円になります。
積立投資なら、なんと約1200万円になります。(4%で運用できた場合)

よくある質問
Q.非課税期間が終了するとどうなりますか?
A,非課税期間20年間が終わると、つみたてNISA内の全ては、特定口座や一般口座などの課税口座に移ります。
その後の分配金や売買益等については課税されます。
つみたてNISAは終了すると非課税で保有を続けることができない仕組みです。
Q.複数の金融機関でNISA口座は作れますか?
A,作れません。1人1口座です。
Q.すでに投資信託を始めているのですが、NISA口座に移せますか?
A,移せません。新たな資金で始める必要があります。
Q.一般NISAからの変更はできますか?
A,できます。口座を開設した証券会社のHPなどで確認してください。
Q.金融機関の変更はできますか?
A,できます。
Q.特別口座や一般口座とNISA口座は損益通算できますか
A,できません。
損益通算とは、”A株の利益100万円、B株の損失10万円”の場合に、100-10=90万円に対して税金がかかる仕組みです。
まとめ:何もわからなくてもこれだけ見ればOKです
投資はくれぐれも自己責任でお願いします☺
*つみたてNISAの始め方
①証券口座を開設する
・楽天証券でNISA口座開設
②ファンドを選ぶ
・買付ランキング上位
・楽天全米株式インデックスファンドなど名前に”インデックス”がついている
・名前に”S&P500”とついている
・(こだわりたいなら)運用手数料の安いもの
③積立方法を指定する
・楽天カードクレジット決済の毎月積立(毎日は選択できません)
・積立指定日はいつでも
④金額の設定
・非課税枠40万円に近づけるなら、毎月33000円
⑤分配金選択
・再投資型
⑥目論見書を見る
⑦注文する
いかがでしたでしょうか。
年金2000万円問題で注目が集まったつみたてNISA.
非課税で確定申告が不要な投資はめったにないですので、機会を逃さずにぜひやってみてほしいと思います。