会社からもらえる源泉徴収票。
グーグル先生に載っている情報は専門用語が多すぎてわからない・・・。
今更聞きにくい・・・。
という方の為にかなり簡単な言葉で源泉徴収票の見方を解説します。
専門知識は必要なく、どのようなものなのか知りたい方におすすめの記事です。
☟扶養内で働いている方はこちらの記事をどうぞ。☟
源泉徴収票とは?
勤めている会社の年収(収入)の額、年収に関わる税金(給与所得控除と給与所得控除以外の控除)を示した票です。
※給与所得控除=赤の〇の説明参照
給与所得以外の控除=緑の〇の説明参照
それでは具体的に見ていきましょう。

源泉徴収票のみかた
支払金額:年収
ピンクの〇部分です。
年収とは税金(所得税や住民税等)や保険料(健康保険料、厚生年金保険料等)が差し引かれる前の年間の総支給額のことです。
交通費は非課税(税金がかからない)の為、この中には含まれません。
給与所得控除後の金額:年収-給与所得控除
赤の〇部分です。
給与所得控除とは収入から決められた金額を引けることを言います。
年収300万-給与所得控除200万(わかりやすくするため、わざと簡単な金額にしています)=100万
年収が300万円の場合、300万円に対して税金(所得税)がかかるのではなく、年収から給与所得控除を引いた金額(100万)に対して税金がかかります。
税金とは源泉所得税(会社から天引される所得税)、住民税等のことです。

金額の確認方法は2つあります。
①目安を知る
給与額を入力するだけでおおよそがわかります。一番下までスクロールしてください。
②給与所得控除後の給与等の金額の表を見る
『給与所得控除後の給与等の金額の表』の『給与所得控除後の給与等の金額』欄(水色)に載っている金額と同じ金額が源泉徴収票にも載っています。

年収161.9万~162万の間→96.9万円
96.9万円が赤の〇部分になります。
表の金額はずっと同じではないので、毎年確認する必要があります。
(給与所得控除以外の)所得控除額の合計額
緑の〇です。
本人の基礎控除や配偶者がいる場合の配偶者(特別)控除、控除対象扶養親族がいる場合の扶養控除、そのほか1年間に支払った社会保険料や生命保険料の控除額の合計が「所得控除の額の合計額」です。
まとめると、下図のようになります。

転職したら合算
源泉徴収票は1月1日~12月31日の所得の合計(年収)を元に作成されるので、年度の途中に退職や転職をした場合は、源泉徴収票を発行してもらう必要があります。
もらい逃すと税金(源泉所得税)を払い過ぎてしまう可能性がありますので注意してくださいね。
なぜなら源泉所得税は毎月みなしで徴収(源泉徴収)するからです。
転職先に源泉徴収票を提出して年末調整で正しい源泉所得税の金額を計算をしてもらいましょう。
副業したら合算
会社員がメインで働いていて、飲食店勤務などで副収入を得ているとします。
年末調整は『扶養控除申告書』を提出した企業が行いますので、副業で源泉徴収されていても合算されません。
副業で給与から天引きされた源泉徴収を精算するためには、メインの会社に副業先で作成してもらった源泉徴収票を提出してください。
☟副業の金額が大きい方、バレるのが嫌な方はこちらの記事も参考にしてください。☟