お金・税金の基礎知識

【2020年最新】パートいくらまで?扶養の範囲をわかりやすく解説【令和2年】

 

☟この記事でわかること☟

・扶養の意味
”対象者”、”扶養に入る”、”扶養内で” の意味がわかります。

・扶養の範囲とは
別名、扶養の壁です。2020年扶養控除一覧表でわかります。

・扶養の範囲内でパートで効率よく働くには?
税金で損をしないコツがわかります。

 

扶養の意味

“扶養とは”と検索すると、”扶養内で”、”扶養に入る”、”扶養控除”などの記事がたくさん出てきます。

なぜ扶養を気にする必要があるのかというと、扶養範囲を超える収入を得た場合に、「世帯」で見たときの手取りの収入が減ってしまう可能性があるからです。

始めに”扶養”とはどういう意味なのか、わかりやすく解説します☺

扶養とは:扶養者と被扶養者

扶養とは、自分の力だけでは生活を維持できない者に対する生活上の援助のことです。(参考:コトバンク

援助とは、税金の負担が軽くなることを意味します。

扶養者=援助する人
家族で一番収入がある人が扶養者になるのが一般的です。
扶養者のメリットは、税金が減ることです。

被扶養者=援助される人
被扶養者のメリットは、一定の収入まで税金がかからなくなる、もしくは減ることです。

かねち
かねち
扶養=援助と覚えてくださいね。

”扶養に入る”とは、被扶養者になることです。
”扶養内で働く”とは、税金がかからない収入の範囲で働くということです。

被扶養者の種類:配偶者と扶養家族

被扶養者には、”配偶者”と”扶養家族(扶養親族)”の2種類があります。

配偶者・・・夫または妻

扶養家族・・・子、祖父母など

配偶者と扶養家族の条件

全てあてはまれば、配偶者や扶養家族になることができます。

*配偶者の条件

① 民法の規定による配偶者であること
内縁関係の人は該当しません。

② 納税者と生計を一にしていること。

生計を一にしているとは、生活する財布が一緒であるということです。
同居はもちろん転勤、仕送りなども該当します。

③ 年間の合計所得金額が48万円以下であること。
(給与のみの場合は給与収入が103万円以下)

所得とは”収入-経費”のことです。
ハンドメイドでアクセサリーを売った場合、”売上-材料代など制作にかかった費用”が所得になります。

給与をもらっている場合の説明は、給与所得控除の項で詳しく説明します。

④ 家族で自営業をしていて、給与をもらっていない人

正しくは以下の要件になりますが、わからなくても大丈夫なので詳しくは割愛します。
青色申告者の事業専従者としてその年を通じて一度も給与の支払を受けていないこと又は白色申告者の事業専従者でないこと。

*扶養家族の条件① 配偶者以外の親族

親族とは、6親等内の血族及び3親等内の姻族をいいます。

又は都道府県知事から養育を委託された児童(いわゆる里子)や市町村長から養護を委託された老人も該当します。

② 納税者と生計を一にしていること。

生計を一にしているとは、生活する財布が一緒であるということです。

同居はもちろん転勤、仕送りなども該当します。」

③ 年間の合計所得金額が48万円以下であること。
(給与のみの場合は給与収入が103万円以下)

所得とは”収入-経費”のことです。
ハンドメイドでアクセサリーを売った場合、”売上-材料代など制作にかかった費用”が所得になります。

給与をもらっている場合の説明は、給与所得控除の項で詳しく説明します。

④ 家族で自営業をしていて、給与をもらっていない人

正しくは以下の要件になりますが、わからなくても大丈夫なので詳しくは割愛します。
青色申告者の事業専従者としてその年を通じて一度も給与の支払を受けていないこと又は白色申告者の事業専従者でないこと。

扶養の範囲とは

扶養の範囲とは、被扶養者を維持できる収入の範囲のことです。

”扶養の壁”とも言います。

*扶養に関係する主な税金

所得税・・・48万円又は103万円以上で課税対象
収入(給料など)に対してかかります。

住民税・・・年間100万円以上で課税対象
奇妙に思われるかもしれませんが、実質103万円からかかります。

社会保険料・・・年間150万円の収入~加入義務
税金ではありませんが似た扱いとして考えても大丈夫です
大手企業の場合106万円から加入義務になります。

扶養の範囲:103万円の内訳

扶養内で、税金を払わずにパートで働きたい方は、給与を年間103万円以下にしてください。(交通費は含みません)

*控除とは
控除とは、引くという意味です。控除が多いほど支払うはずの税金が減ります。
個人の抱える事情に配慮して公平に税負担を課そうという考え方によるものです。

基礎控除・・・だれでも引ける金額

給与所得控除・・・給与所得がある人が引ける金額

税金の仕組はこんな感じです。

収入から控除を引くと課税所得が算出されます。
課税所得に税率をかけて、支払うべき税金が決まります。
なので、控除の種類や金額を増やして課税所得を減らせば、節税につながります。

かねち
かねち
よく使う控除の種類は、

これから説明する扶養控除、配偶者控除、配偶者特別控除や
社会保険料控除、医療控除、生命保険料控除などがあります。

扶養の範囲:2020年扶養控除一覧表

妻(配偶者)がいくら稼いだら夫婦の税金と社会保険料に影響があるのか表にしました。

*表の適用条件

・扶養者の年収が1000万円以下
不動産収入など給与以外の収入も全て合計した金額です。

・勤務先に扶養控除申告書を提出している方
入社日または秋~年末にかけて勤務先から配付されます。
この申告書がないと年末調整が行えず、税金の計算がされませんので気を付けてください。
二か所以上で扶養申告書を提出している方は一か所でまとめて年末調整をしてもらうか、自身で確定申告が必要になります。

扶養控除とは:扶養者の税金

扶養控除とは、扶養家族の要件を満たした人がいる場合には、扶養者の税金と社会保険料の負担が減ることです。

16歳以下は”子ども手当”があるため、扶養控除は適用されません。

参考:国税庁

扶養控除は最大38万円、税金を計算する基準の額(収入)から引くことができます。

配偶者控除とは:扶養者の税金

配偶者控除とは、扶養控除と同様、扶養者の税金と社会保険料が安くなることです。

条件は、配偶者の年収が103万円以下であることです。

配偶者特別控除とは:扶養者の税金

配偶者特別控除とは、妻の年収が103万円を超えていて、配偶者控除が適用できなくても、所得に応じて控除するとういうものです。

妻の年収が150万円を超えると減額になります。

 

配偶者には扶養が2種類ある :被扶養者の税金

扶養には税法上の扶養と、社会保険上の扶養があります。
今までご紹介してきた”扶養”は税法上のことです。

税法上の扶養・・・所得税・住民税に関連します
所得税と住民税を払う必要があるのか、ないのかということです。

社会保険料の扶養・・・社会保険料に関連します
社会保険料(健康保険・年金等)を払う必要があるのか、ないのかということです。

 

扶養の範囲内で効率よく働くには?→大手企業以外なら130万円以下

理由① 配偶者特別控除額がMAXだから

夫の税金が安く保てるMAX額です。

世帯収入を意識するのであればパートで150万円は超えない方がいいかもしれません。

正社員で働くのであれば、扶養から外れてガンガン働いた方が配偶者が将来的に受給できる年金の額が高くなります。

理由② 103万円超えると所得税と住民税を支払うことになるが、税金を支払う額が少額だから

130万円-103万円=27万円に対して税金がかかるので安いです。

ざっくり計算すると、27万円×15%(所得税5%+住民税10%)=40500円ほどになります。

大手企業の扶養の壁は106万円

大手企業(社会保険加入者が501名以上の会社に勤務し、勤務年数1年以上)に就職した方は106万から社保加入義務があります。

扶養の加入:どこで、タイミング

被扶養者を増やしたりは減らすには、扶養者が勤め先の会社に報告すれば可能です。

扶養に月割の考えはないので、どのタイミングで配偶者や扶養家族が増えたとしても、1年分控除が適用されます。

まとめ

・扶養とは、世帯で見たときに税金の負担が軽くなることです。

・配偶者や扶養家族が収入を得ても、103万円までなら税金はかかりません。

・103万円を超えると所得税と小額の住民税がかかります。

・130万円を超えると所得税と住民税がかかり、さらには社会保険料に自身で加入することになります。

・扶養者は配偶者の収入が150万円までなら所得税は変わりません。

かねち
かねち
家族手当(会社によって名前が異なる)の規定に103万円以下とあると家族手当がもらえなくなることがあります。

扶養者の勤務先に確認してみてくださいね。

 

 

 

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